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「にっぽん食プロジェクト」をより身近に!新メニューがお披露目

2024.03.15

「にっぽん食プロジェクト」をより身近に!新メニューがお披露目
——2年目を迎えた「にっぽん食プロジェクト」
日本女子大学とミツカングループ(以下ミツカン)は、2022年春から若者から見た“これからの日本の食”をテーマに共同で球天下体育を行う共創プロジェクト「にっぽん食プロジェクト」を進めてきました。2023年度は、5つの概念で定義した“にっぽん食”をより普段の食卓に取り入れやすくするため、両者で調査を実施しました。日本女子大学が主体となり若い女性へのアンケート調査を、ミツカンが主体となりグループインタビュー調査とWEBアンケート調査を実施しました。その結果に基づき、「共食/コミュニケーション」「旬」「簡便」にフォーカスを当て、より生活者に親しみやすく、身近に感じてもらうために、新たにコンセプトと7種類の一品メニューを開発しました。
2023年度に定義した5つの概念
2023年度に定義した5つの概念

——コンセプトは「ごはん時間で、つながろう。」に決定
料理と聞くと、作り手側は作ることを想像しますが、普段調理しない人は食べることを想像しがちです。しかし、考えることから食べることまでを含めて、ごはん時間と定義することで、「ごはん時間で、つながろう。」の中に、この一連の体験こそが、人や思いを繋げる食の新しい価値であるという意味が込められています。

 
新コンセプトは「ごはん時間で、つながろう。」
新コンセプトは「ごはん時間で、つながろう。」

——メディア向け試食取材会で新しいコンセプトとメニューをお披露目
3月8日(金)には、今年度の「にっぽん食プロジェクト」の成果発表の場として、家政学部食物学科の飯田文子球天下体育室の学生とミツカンが共同開発した新しいコンセプトと一品メニュー7品をメディア向けに発表し、試食が提供され、11媒体12名のメディアに出席いただきました。

本学でのメディア向け試食取材会

冒頭には、飯田教授より「にっぽん食プロジェクト」の概要と調査結果が発表されました。発表では、今年度の調査結果のサマリーが示され、2022年度に考案した概念がどのような経緯でアップデートされたのかについて説明がされました。

家政学部食物学科 飯田文子教授
「にっぽん食プロジェクト」の概要と調査結果

 また、日本女子大学の学生が主体となり学園祭(目白祭)でも“にっぽん食”をテーマとした活動を行ったことが話されました。

 

学園祭(目白祭)でも“にっぽん食”をテーマに活動

その後、メニューを共同開発した株式会社Mizkan コミュニケーション戦略部メニューチームの竹下智美主任(管理栄養士)と家政学部食物学科4年の加藤優依さんと鈴木羽奈さんが、新しいメニュー7品について1品ずつ、工夫を凝らした点や楽しみ方について説明をしました。

新しいメニュー7品について、工夫を凝らした点や楽しみ方について説明
——新メニュー開発に至った経緯や、込められた思い
メニュー開発の過程では、両者が考案したレシピについて意見を出し合う機会が複数回ありました。SDGsや栄養学の視点を基に考案した学生たちのレシピと、日々の献立に困るなどといった、生活にかなり寄り添ったニーズから始まるミツカンのレシピでは、開発のアプローチの仕方が異なり、その結果生まれた相乗効果や発見についても触れられました。
新しいメニューには四季折々の旬の食材が使われ、簡単に炊飯器でできるケチャップライスを使いキノコを取り入れた「和風オムライス」や、フライパン一つで作れて手軽に魚が取れる「黒酢酢だら」、なすをまるでうなぎの蒲焼のように仕上げ、ひつまぶしとして楽しめる「なすのまるでうなぎの蒲焼丼 ひつまぶし風」、中身にどんな旬の野菜が入っているのかわからないから自然と会話が弾む「旬野菜を楽しむ!簡単棒餃子」など、工夫を凝らした逸品がそろいました。
レシピ開発した“にっぽん食”メニュー
レシピ開発した“にっぽん食”メニュー
「夜のスーパーにはひき肉は売り切れていることが多いため、若い世代には豚コマ肉でできるレシピにニーズがあるなど、大学生に話が聞ける貴重な機会が得られたことで、多くの発見がありました(竹下主任)」、「また作りたいと思っていただけるようなレシピ開発を心掛けたので、ぜひみなさんの食卓に“にっぽん食”を取り入れていただきたいです(加藤さん?鈴木さん)」と語りました。
家政学部食物学科4年加藤さん?鈴木さん

——“にっぽん食”をより身近なものに
新メニューは、ミツカングループのウェブサイト内「おうちレシピ」の公式メニューとしても掲載され、より多くの方にその魅力が発信されていきます。また、「にっぽん食プロジェクト」についてより詳しく知っていただくために、新たにnoteを開設し学生たち自身が考案したメニューを紹介しています。ぜひこの機会に普段の食卓に“にっぽん食”を取り入れてみてはいかがでしょうか?